コラム

パーティ構成の要領

GURPS-EZは、一般的なRPGに比べ、キャラクター作成においても、戦闘中の行動においても、実に様々な選択肢があります。どのような選択をしても一長一短はあるのですが、初心者は全く戸惑うことと思います。ゲームをより楽しむためには、PC同士でもよく話し合い、お互いの長所を活かし、短所を補えるようなパーティ構成を考えると良いでしょう。PCが足りない場合は、GMが最適なNPCを用意してあげてください。

剣士と格闘家

「剣術」、「格闘」といった技能で戦う人物は、隠密などの単独行動を得意とし、盗賊のような役割を担うことが多く、装備で劣るため、戦闘においては主力とはなり得ません。ですが、後衛の射手や術士を守ったり、長期戦に持ち込んで敵を打ち負かすようなことは、十分できます。GURPSの戦いは、技能値さえ高ければ、何とか勝てる場合が多いのです。

隠密などの単独行動は、いわばGMとの一騎打ちですから、このような人物はプレイヤーの中でもベテランが担いましょう。同じく盗賊のような人物を演じたいプレイヤーがいた場合は、格闘家、射手、術士兼業など、少し役割を変えて参加すると良いでしょう。

戦士と射手

「武術」、「弓術」といった技能の担い手は、戦闘の主役です。

戦士や射手のような人物を、仮に「アタッカー」、「シューター」、「ディフェンダー」と名付けて分別してみましょう。「アタッカー」とは、大剣や鉾槍など、盾を用いない、攻撃性を重視した武器で戦う戦士です。「シューター」とは、射手です。「ディフェンダー」とは、長剣や戦斧など、盾を用いる、防御性を重視した武器で戦う戦士です。

GURPS-EZの戦いは、前衛の白兵戦はフェイントのかけ合いでなかなか決着が着かないのですが、後衛からの射撃は、比較的良く命中します。また、盾を用いない武器は射撃を防げず、盾を用いる武器は足を狙った攻撃に弱いことを考慮すると、「アタッカー」、「シューター」、「ディフェンダー」の三者はジャンケンのような関係にあります。戦闘要員は、なるべくこの役割分担をした方が、戦術を立て易いと言えるでしょう。

術士と術戦士

術法は、戦闘において兵器と言える程、欠かせないものですが、その用途は術法の系統により、大きく異なります。

どの系統も魅力的な術が揃っており、優劣は付け難いのですが、ゲーム初心者でかつ下位術に限定して考えた場合、術専門の人物(術士)には蒼龍術と白虎術、戦士兼業の人物(術戦士)には朱鳥術と玄武術をお薦めしておきます。蒼龍術には「ナップ」、「ソーンバインド」、白虎術には「アースハンド」という、敵を容易に無力にする術が含まれています。朱鳥術には「生命の息吹」、玄武術には「生命の水」という、傷ついた仲間を復帰させる術が含まれています。もちろん、その他の術にも使い道はあります。

また特定の状況下で、極めて威力を発揮する術がありますので、特筆しておきます。敵に射手が多くいる場合は、蒼龍術「ミサイルガード」と、玄武術「スパークリングミスト」が有効です。また敵に熟練の朱鳥術士か陽術士がいる場合、「ファイアボール」、「太陽風」といった術を防ぐのに、朱鳥術「ファイアウォール」と、玄武術「スコール」が効果的です。

詳細は「術法の要領」の項でも述べていますが、パーティの構成員が同じ系統に偏るよりは、様々な系統を使える方が、戦術の幅は広がるでしょう。